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不動産とお金

2018.08.25

住宅譲与損失、繰越控除の計算例(ケーススタディー)

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●平成22年5月に7000万円で購入した マンションを、今年4月に4000万円で 売却し5000万円の住まいを購入した場合

●購入後のローン残高は2000万円

●平成30、31、32、33年の各年の所得は800万円、所得控除190万円、所得税は79万2500円とする

平成30年分の所得税

住宅譲渡損失の計算

売却代金:4000万円ー(取得費:7000万円 - 建物償却費:529.2万円) - (手数料:132.3万円 + その他:2万円) = 住宅譲渡損失:2605.1万円

 

平成30年分の所得税

所得:800万円 - 住宅譲渡損失:2605.1万円 = 繰越譲渡損失:1805.1万円

※損益通算により1805.1万円の譲渡損失が残ったので翌年に繰越が認められる

所得税は79万2500円(全額)が還付されます。

平成31年分の所得税

所得:800万円 - 住宅譲渡損失繰越分:1805.1万円 = 繰越譲渡損失:1005.1万円

※損益通算により1005.1万円の譲渡損失が残ったので翌年に繰越が認められる

所得税は79万2500円(全額)が還付されます。

平成32年分の所得税

所得:800万円 - 住宅譲渡損失繰越分:1005.1万円 = 繰越譲渡損失:205.1万円

※損益通算により205.1万円の譲渡損失が残ったので翌年に繰越が認められる

所得税は79万2500円(全額)が還付されます。

平成33年分の所得税

所得:800万円 - 住宅譲渡損失繰越分:205.1万円 - 所得控除:190万円 = 404.9万円

所得税は41.02万円が還付されます。

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